「玄米を食べると何が良いの?」
「食べたら痩せられる?」
「玄米を食べ続けたら便秘にならないか心配…」
玄米を食べたことがない人が今から始めようと思うと、本当に続けられるか心配や不安がありますよね。
私は現在1年以上、玄米を食べる生活が続いています。
続けることで、心と身体に思っていた以上のメリットが得ることができました。
正直、たま〜にカフェなどで玄米や雑穀ごはんの定食を食べるくらいでは、何の変化もありません。
まさに数年前の私がそうだったので断言します…!
家庭の味とは違うごはんをカフェで食べて、一時的に心の幸せが得られるだけです。
今回は、私が玄米生活を1年以上続けたなかで感じた変化をまとめました。
玄米が気になっている方はぜひ参考にしていただけると幸いです。
【玄米を食べ続けた結果】顔と身体がすっきり!結果的に体重が6キロ減った
私が玄米を食べ続けて目に見えて変化があったのは、顔と身体の輪郭がシャープになってきたことです。
当初ダイエット目的ではなかったのですが、結論から言うとやせました。
玄米を食べ始める前の私は、2人目の妊娠中に体重が8キロほど増えたまま、約5年ほど体型が戻っていませんでした。
2人目の出産時は30代半ばでしたので「もう年齢的に体型を戻すのは難しいかな…」と諦めモード。
でも、玄米を食べ始めて半年くらいで、体重がじわじわと6キロ減りました。
3ヶ月目位からはストレッチなどに挑戦したこともありますが、最初は本当に玄米ごはんだけを続けていました。
そもそもはめんどくさがりな私。
玄米を食べて消化力や排泄力も安定して、身体が軽くなっていなかったら、ストレッチのような行動をする気も起こらなかったと思います。
もともとは体調の不安定さを改善したくて、毎日食べる主食で栄養を少しでもとりたいとスタートした玄米。
最終的にダイエットもできて一石二鳥でした。
また、咀嚼の回数が増えたおかげで、顔の輪郭がすっきりしてきました。
顎のラインなどが気になってくる40代には、これも嬉しい効果です。
今後も、さらにじわじわ身体をととのえていきたいと継続中です!
【玄米の意外なメリット】食事がこころ落ち着く時間に変わった
玄米を食べ始めて意外に思った効果が、食事をゆったりと楽しめるようになったことです。
以前の食事の時間は、たとえば朝だったら「子ども達の体調はどうかな?」とか「今日は雨だからあの服着て何時に帰ってきて…」など、食事以外のことを考えていました。
こころに余裕がなかったんだと思います。
でも、玄米を食べ始めてからは変わりました。
玄米を食べるときは、しっかり噛むことを意識するため、つられて他のおかずもよく噛むようになったんです。
早食いをしなくなったので、食事そのものをゆっくり楽しめたり、大切に味わえるようになったり。
目の前の食卓に集中できるようになりました。
咀嚼によるメンタルの安定については、ヨガやマインドフルネスの本でもよく取り上げられています。
「歯ごたえや味に集中しながら噛み続けるとハッピーに!よく噛んで、味わうことにただただ集中するだけ」
『読むだけで身体と心がととのうヨガ』著:綿本彰
「目を閉じて味覚に集中していると、50〜100回ほど噛んだあたりから味に変化が起こり、不思議な幸福感に満たされてきます。」
毎食100回も噛むのはさすがに大変ですが、それでもよく噛むことはメンタルに影響するほど大切なんですね。
私にとって食事が落ち着ける時間になったことは、玄米の意外な効果でした。
ますます食べることを大切にしていきたいと感じるようになりました。
食事を変えたきっかけは?「40代になる前にメンタルや体調のバランスが崩れ始めたから」
私はいま40代ですが、食事を変えようと思ったのは30代後半のときでした。
20代の頃から健康診断で引っかかることもあるくらいの貧血体質な私は、栄養補給が苦手なタイプ。
20代は、1人目を出産して若さで乗り切る。
30代前半、1人目の育児と仕事に突っ走る。
30代半ば、2人目の妊娠と出産でがっくりと体調を崩す。
「すぐ疲れる」「体調を崩したら戻りにくい」「やる気が起こらない」
さらに30代後半になってから、メンタルや体調が落ち気味だと感じることが増えてきました。
「このまま40代を迎えるのはやばい…!」
ようやく焦り始めた私は、生活を見直すことにしました。
食事内容にムラがあって、うまく栄養をとれていないと感じた私は、日々のごはんからコツコツと改善していこうと考えました。
「まずは毎日食べる主食からだ」と玄米にたどり着いたのです。
玄米を食べ続けて気づいたこと「玄米を食べていると食事すべてがととのう」
玄米を1年以上食べ続けていると、食事全体へ意識が向いてバランスが良くなっていることに気づきました。
玄米にはやっぱり和食があうので、魚のおかずや、味噌汁の出番が増えました!
特に平日のお昼ごはんは私一人なので、大好きな和食の度合いが高めです。
魚の缶詰もよく活用していて、お昼ごはんを食べるまで最短3分半くらいです。
冷凍していた玄米ごはんを解凍している間に、全て調理完了。
お肉も好きですので、食べる時はよく噛んで食べるようにしています。
以前は「家族が好きだから…」のような漠然とした想いから、ガッツリ肉おかずの登場回数が多めでした。
徐々に魚のおかずの登場回数を増やしていくと、献立のバランスが整ってきたように思います。
私一人が玄米生活を始めることで、我が家の食事の指針が決まった感覚があります。
むしろ家族のことを気にし過ぎなくても良いので、食事を気楽に考えられるようになりました。
玄米ごはんを食べる習慣ができてきて、献立や心がまえなど食事全体への良い影響があったと思っています。
習慣化について書かれた本では、1つの良い習慣は他の良い習慣へ広がっていくとの記述があります。
「習慣化するにしても、他の習慣にまで影響を及ぼすような習慣と、1つの習慣化だけで留まってしまう習慣とがあるのです。」
『やめられなくなる、小さな習慣』著:佐々木正悟
「1つの良い習慣は、他の良い習慣を連鎖的に促しますし、それぞれの習慣がお互いの習慣を支えているからです。」
私にとって玄米を食べることは、まさに連鎖的に広がる良い習慣の1つでした。
雑穀やオートミールじゃだめ?最終的に玄米を選んだのは「圧倒的に準備がラクだったから」
数年前から、雑穀ミックスやオートミールが、スーパーでも豊富に扱われるようになってきていますよね。
実は、私も最初は玄米ではなく、雑穀ミックスやオートミールを買って活用しようと考えていました。
スーパーで雑穀を買うときに、玄米もチラッと目に入りましたが、
「玄米はなんか炊くのめんどくさそう」って思って買いませんでした。
結果、どうなったか。
雑穀ミックス
先に炊飯器の釜に入れないといけない=忘れる、めんどう
雑穀入りごはんを炊いたら家族に不評
ごはん以外の料理に活用しづらかった
オートミール
主食に使うとき、水を足してふやかすのがめんどう
オートミールを使うためのおかずを考えるのが窮屈に感じた
味と食感に飽きてわざわざ買うほどのものではないという結論に
上記はあくまで私の感想ですが、雑穀もオートミールも、生活習慣に新しく足し算しないといけない手間を感じてしまいました。
つまり、めんどくさかったんです…!
一方で玄米は、改めてお店でちゃんと見てみると、浸水不要なものや、簡単に炊飯できるものが販売されていました。
白ごはんと同じような感覚で炊ける。
レンチンだけで食べられる玄米パックもある。
買ってみると、玄米ごはんを準備するのは全然めんどくさくないということに驚きました。
自分1人分だけ用意できるから家族を気にしなくていいし、いつも食べているおかずともあわせられる。
それから淡々と玄米を食べ続けています。
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YUWAERUオンラインストア本店産後すぐ挑戦した玄米生活は失敗…。挫折した原因は「無意識な早食い」
初めて玄米を食べ始めたのは、2人目の出産後です。
実は、このときの玄米生活は失敗に終わりました。
玄米を1〜2週間ほど食べ続けた頃、お腹が張ったように重くなって、便秘になってしまいました。
「もしかして玄米のせい?」
「私にはあわないのかも…」
今考えると、そのときの私はかなり早食いで、玄米をよく噛んでいなかったんです。
そのせいで、玄米をうまく消化できていなかったんだと思います。
玄米は精製された白米と違って、ぬか層や胚芽が残っています。
その分、栄養価が高いのですが、ちゃんと噛まないと消化不良を起こしやすくなります。
三菱電機のWebサイトに、お米と咀嚼についての記述があります。
実際、玄米、白飯、軟飯、お粥を口に入れてから嚥下までの咀嚼回数を比較した実験があるのですが、もっとも硬い玄米が一番咀嚼回数が必要だと報告されていて、一般的な白米のおよそ2倍、軟飯の3倍、お粥の8倍以上の咀嚼回数が必要とされています。
三菱電機『お米と炊飯を学ぶための情報サイト お米塾』
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/okomejuku/rice/chew_3.html
産後の赤ちゃんと2人ですごす平日、私は自分1人分のお昼ごはんを作っていました。
「洗い物が減る」「せめて見た目をカフェランチっぽく」と思い、おかずと玄米を平たいお皿に盛り付けてワンプレートにしたのですが…。
これが失敗を助長する要因のひとつでした。
赤ちゃんがお昼寝したら「今のうちにお昼ごはん食べとこ!他にもやりたいことあるし!」と焦り気味で、お昼ごはん開始。
結果、玄米をよく噛まずに食べていました。
ワンプレートに盛り付けているので、おかずといっしょに口に運んでパクパク食べちゃってました。
あの頃の私は、口に入れて4〜5回くらいしか噛んでいなかったと思います。
普通の白米だったとしても噛まなさすぎですよね…。
早食いによる失敗を経て、しばらくしてから再度玄米を食べ始めるようになりました。
今では、意識して一口30回くらい噛んで食べるようにしていて、特に不調なくすごしています。
これから玄米を食べ始めるという方は、必ず「よく噛むこと」を重視して食べてくださいね…!
玄米を食べる上で、いちばん重要なポイントです!
まとめ
今回は、1年以上玄米生活を続けた40代主婦の体験談をお伝えしました。
記事の内容をまとめるとこんな感じです。
- 雑穀やオートミールより玄米は準備が楽ちん
- 玄米を食べると、身体とメンタルがすっきり
- 玄米生活を続けると食事全体がととのう
玄米にはメリットがたくさんありますので、迷ったらぜひ一度試してみてほしいです!
これから玄米を始めてみたい方の、小さな一歩を踏みだすきっかけになりましたら幸いです。